本堂・礼堂

京都市指定有形文化財

現在の本堂は、慶長12年(1607)北野天満宮本殿などを再建おりに、天満宮と同じく奉行を片桐且元とし豊臣秀頼公によって再建された建物で、桁行三間梁間三間一重入母屋造・本瓦葺の本堂と、その前方に桁行三間梁間三間一重入母屋造・本瓦葺で元禄7年(1694)建立の礼堂を造り合いで繋ぎ、権現造りのようにしている。


本尊は、菅公御作の十一面観世音菩薩で、菅公御本地仏であることから25年に一度の御年祭の年のみ御開帳される秘仏である。
1100年の御大祭は、平成14年(2002)にあり、次の御開帳は、1125年祭の平成39年(2027)である。


本堂には、他に大聖歓喜天、束帯天神、無人如導宗師(中興開山)、賓頭盧尊者他を祀り、礼堂に、不動明王、弘法大師、地蔵菩薩、愛染明王、毘沙門天、吉祥天、妙見菩薩、韋駄天、伽藍神他を祀られている。


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